日本ではなぜドクターヘリ-が普及しないのか

2015年の時点で、ドイツには73機配備されているドクターヘリ-が、日本には45機しかありません。

ドイツの国土面積は35万7400平方キロメートルに対し、日本はそれよりも広い37万7972平方キロメートルです。

しかも、離島もあれば山奥やへき地もあります。それなのにドクターヘリ-がドイツの6割ほどしかないのはどうしてなのでしょうか。

その1つには運用費用の問題があります。

ドクターヘリ-事業を行えば、1か所当たりの年間の費用は約2億円ほど必要になります。

最大9割までは国が負担してくれますが、それでもまだまだ費用の多さがネックになっています。

いくつかの県や府が共同で運用している地域もありますが、2015年現在は、1道1府35県にとどまっていて、まだすべての都道府県には配備されていません。

そして、救急隊とドクターヘリ-が合流するランデブーポイントが確保できないという問題もあります。

ランデブーポイントは、学校のグランドや大きなショッピングモールの駐車などが事前に決められています。

ドクターヘリ-が着陸すると判れば、消防隊が先回りして一般市民を安全な場所に誘導したり、砂ぼこりが舞い上がらないように散水するなどの準備が必要になります。そのため、ランデブーポイントは限られてきます。

また、ヘリポートの不足も普及しにくい原因の1つです。そして、医師や看護師やヘリを操縦するスタッフの確保が難しいといった問題もあります。

加えて、日没後や悪天候の日はヘリコプターを飛ばすことができないということも大きなネックとなっています。これらの問題を、1つ1つクリアしていかなければなりません。

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